夕方近くなると忘れ物センターは、さらに慌ただしくなります。1日に3・40人が忘れ物をひきとりに訪れるといいます。

忘れ物を引き取りに来た人
「昨日、福井から帰ってきたんですよ。精算所で置いて、ザックも置いて、精算して…忘れて帰ったんです。大したもんじゃないんですけどね、やっぱり、思い出のお土産ですから」

オーストラリアからの旅行客
「それだ!すばらしい」

このオーストラリアからの観光客は、3日前、姫路から広島に向かう新幹線の車内にバッグを置き忘れたそうです。

オーストラリアからの旅行客
「2人の女性が電話で問い合わせてくれた。とても良い仕事をした。すばらしい」
「日本では、全てのなくし物がみつかる。日本人はとても正直者」
「サンキュー。アリガト」

JR西日本広島忘れ物センター 根津博美さん
「傘をお忘れになられたお客様がいらっしゃいまして、形見の品物だったようで、その受け取りに来られた時に、泣きながらありがとうって言ってくださった方がいらっしゃいまして、その方がとても今記憶に残ってます。お品物を探す手助けができる面では、とても楽しい仕事だと思います。忘れないのが一番だけど、それはゼロにならない。相談できる窓口があるのを覚えておいていただけたら対応させていただきます」