
JR西日本広島忘れ物センター 斎藤和昌さん
「お電話ありがとうございます。広島駅忘れ物センターです。白の手提げの紙袋ですね。金曜日でよろしかったですかね。先週の英語の文字が書かれた紙袋で中に、綿菓子と袋入りの飴」
職員は、お客様からのわずかな情報を頼りに、膨大なデータと照らし合わせ、持ち主を探し出します。照合する作業は根気と集中力が必要です。特徴が一致すれば、無事、持ち主の元へ。直接取りに来られない人のために、着払いで郵送するサービスも行っています。荷物には、こんな心遣いが。
JR西日本中国交通サービス 畑慎一郎 広島エリア長
「こちらがお届け物特急券と言いまして、広島からお客様のもとに届いたということで、気持ちですけど(荷物に)つけて届けさせてもらってます」

しかし、残念ながら、全ての忘れ物が持ち主の元へ帰れるわけではありません。保管期限を過ぎても引き取り手のない日用品などは、最終的に処分されてしまいます。ビニール傘などは持ち主が見つかりにくいのが現実なのだそうです。