架空の投資話を持ちかけ、長野市の顧客から現金をだまし取ったとされる大手生命保険会社の元社員の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認めました。

詐欺の罪で起訴されているのは、東京都港区の保険コンサルタント・小林貴則被告39歳です。

長野地裁 初公判


起訴状などによりますと、小林被告は、2022年7月、長野市内の飲食店で、顧客だった長野市の30代の女性に「通信大手企業の子会社の債券があって、特別な少ない枠を持っている」などとうその投資話を持ちかけ、現金700万円をだまし取った罪に問われています。

長野地方裁判所で開かれた初公判で、裁判長から起訴内容について間違いがあるかと聞かれた小林被告は、「ありません」と述べました。

長野地裁 初公判


小林被告は別の女性から1400万円をだまし取ったとして追起訴されているほか、検察側は、被害は1億円以上にのぼる可能性もあり、裏付け捜査を進めているとしています。