三陸鉄道で24日、踏切事故の発生を想定した訓練が行われ、参加者が対応を確認しました。

この訓練は、列車の安全輸送を目的に毎年行われています。
今回は踏切内で動けなくなったトラクターに列車が衝突し、乗客15人のうち5人が軽傷を負ったとの想定で行われ、三陸鉄道のほか会津鉄道や八戸臨海鉄道など、東北各県の鉄道などから合わせて60人が参加しました。

参加者は速やかな負傷者の搬送や、関係機関への連絡、代行バスへの移送などに取り組みました。

(三陸鉄道 井村泰誠運転士)
「異常時の場合はお客様はとても不安になるので、声を発することでお客さんを安心させたい」
参加者は事故発生時にも迅速な対応ができるように、気を引き締めて訓練に取り組んでいました。