福岡県北九州市のホテル内にある日本庭園が、国の登録記念物になる見通しとなりました。

国の登録記念物になる見通しとなったのは、小倉北区古船場町にあるホテル「アートホテル小倉ニュータガワ」内にある日本庭園「旧豊山閣庭園」です。

「旧豊山閣庭園」は、1889年に炭鉱を経営していた山本貴三郎が作ったもので、面積は約2500㎡、東西約40m、南北約20mの石組護岸の池が中心にあり、マツ類が中心に植えられています。

県によりますと、国の文化審議会が20日、国の登録記念物として新たに登録するよう、文部科学大臣に答申しました。

国の造園文化の発展に寄与したとして高く評価されたということです。

今後手続きを経て登録される見通しです。

登録されれば、県では福岡市の大濠公園、小郡市の平田氏庭園に続き、3例目となります。

庭園は一般公開している「アートホテル小倉ニュータガワ」は、「登録をきっかけに海外の方や多くの方に知っていただければ」とコメントしています。