イランの報復攻撃を受けたアメリカ政府の反応について、ワシントンから中継です。

アメリカのトランプ大統領は先ほど、イランの報復攻撃について、「とても弱々しい反応であり、予想した通りだった」とSNSに投稿しました。

攻撃を受けたカタールにあるアメリカ空軍・アルウデイド基地の被害状況について、「イランの事前の通知のおかげで死傷者は出なかった」と説明。「イランは地域の平和と協調に向けて、進むことができるだろう」と強調しました。

また、攻撃では14発のミサイルが発射されたものの、このうち13発を迎撃し、1発は脅威とならない方向に飛んだため放置したと明らかにしています。

この基地は中東地域の米軍基地では最大規模のもので、およそ1万人が駐留していますが、攻撃に備えて多くの兵士や軍用機が退避していたと伝えられています。

トランプ大統領は報復攻撃が行われた場合には「それ以上の武力で対抗する」との考えを示していましたが、先ほど、「世界よ、おめでとう。今は平和のときだ!」とのメッセージ発表していて、さらなる攻撃よりもイランとの対話に重心を置く構えを見せています。