青森県内の日本海南側に建設され、地域経済への波及効果は7000億円が見込まれる洋上風力発電についてです。この建設工事などを県内での仕事づくりにいかすプロジェクトが立ち上がりました。

県はクリーンエネルギーを導入するGX青森の関連事業で、23日風力発電のしごとづくり推進プロジェクトを立ち上げました。

初めての会合ではプロジェクトのロゴがお披露目され、今後、県・商工会議所・事業者・金融機関などが協力して取り組むことが確認されました。

プロジェクトで中心となるのは、県内の日本海南側で2030年の運転開始を予定している洋上風力発電です。建設から撤去までの波及効果は地域経済だけで7000億円と見込まれています。

関係機関が連携して今年9月以降に建設工事での県内企業とのマッチングをするほか青森県への企業誘致などを進める計画です。

※つがる市・倉光弘昭市長
「私どもは千載一遇のチャンスと受け止めて、さらに大きな産業のクラスターを作っていきたい」

※宮下宗一郎知事
「スタートして青森県の雇用情勢・若者定着が変わったと思われるきっかけになるよう取り組んでいきたい」

県は、しごとづくり推進プロジェクトを風力発電のほかにも半導体や原子力、水素などで取り組みを進める方針です。