2000年以上の歴史を持ち、県の無形文化財にも指定されている伝統産業「能登上布」。京都府を拠点に、日本の伝統文化の保護活動を行う団体が23日、能登上布を「日本(にほん)最高峰伝統文化」に認定しました。
本麻で織られた、通気性が良く軽やかな肌ざわりが特徴の能登上布。
県の無形文化財にも指定され、現在は県内唯一の織元・山崎麻織物工房が伝統の技を守り続けています。

京都を拠点に、日本の伝統文化の保護に向けた研究活動を行うことを目的に、2012年に設立された「日本最高峰伝統文化保護研究協会」は、この能登上布を、後生に残すべき伝統の技として、独自の「日本最高峰伝統文化」に認定しました。国内では北海道、栃木、岩手に続き、4番目の認定です。

日本最高峰伝統文化保護研究協会・土田裕子理事「日本で最古の麻の繊維を作っている工場が石川県だけなんですね、これは何としてでも皆さんの力で守っていただきたい」
協会は今後、国際会議や万博などに参加し、能登上布の魅力を国の内外に発信していきたいとしています。