23日は熱中症と激しい雷雨に注意が必要

東北地方に梅雨前線が停滞し、宮城県内は蒸し暑い一日になりそうです。23日朝の各地の様子は雲が厚く広がり、どんよりとした空模様となっています。仙台市の今朝の最低気温は23.6度と平年より約6度も高く、「寝苦しかった」という人も多かったのではないでしょうか。

23日は雲が多いものの気温は上昇し、昼過ぎには東部を中心に晴れ間も出てくる見込み。気温の上がり方はゆっくりですが、南三陸町など各地で30度近くまで上がる予想です。高い湿度と相まって蒸し暑さが続くため、熱中症への十分な注意が必要です。

午前と夜は雨が降りやすく大気不安定

23日は特に午前中と夜に雨が降りやすくなり、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。

激しい雷雨となる恐れもありますから、23日は急な雨の強まりや、雷、激しい突風に注意が必要となりそうです。

梅雨前線が復活、今週は雨の日が増える見込み

先週中頃に一旦消えていた梅雨前線が再び現れています。今後の予想では、木曜日までは日本付近に西から東に伸びた前線による雨雲が影響し、平日は雨が降りやすい状態が続く見込みです。

週末の土曜日以降は太平洋高気圧が強まり、晴れ間が出て気温が大きく上昇する予想ですが、例年の梅雨と違い、雨が降りやすい時期でも気温は下がらず、蒸し暑さは続く見通しです。

また、日本の南に発生していた熱帯低気圧が、23日午前9時に台風2号となりました。台風としての寿命は短く、24日中には再び熱帯低気圧に戻る見込みですが、場合によっては、東北南部にも暖かく湿った空気を持ち込む可能性があるため、最新の情報に注意が必要です。

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