世界陸上、今年は東京開催ということもあり、盛り上がりをみせそうです。
こうした中、日本の陸上短距離界のエース、サニブラウン選手が、20日から宮崎市でトレーニングキャンプをスタートさせました。

20日から県総合運動公園でキャンプをスタートさせたサニブラウン・アブデル・ハキーム選手。

去年のパリオリンピック100メートルで日本人歴代2位となる9秒96をマークした日本の陸上短距離界のエースです。

(見学に来た陸上部の中学生がサニブラウン選手の練習をみながら)
「まじで速い、やばい、まじできれい、やっぱ違うな」

普段はアメリカを拠点にしているサニブラウン選手ですが、来月行われる日本選手権や世界陸上に向けた調整のため、宮崎で初めて合宿をすることになり、20日は県と宮崎市から宮崎牛や完熟マンゴーが贈られました。

20日は、ランニングや体幹トレーニングなど軽めの調整をおよそ1時間行った後、サインや写真撮影に応じていました。

(サインをもらった中学生)
「まじでうれしすぎて、きょう、寝られないかもしれません。額縁の中に入れて飾ります。(サニブラウン選手は)日本記録を出してくれると思うので、期待しています」

(サニブラウン選手)
「(宮崎で何度も合宿をしている)香川真司さんと仲良くさせてもらってるんですけど、色んな話を聞いていたので。気候がものすごくいいのもそうですし、競技場へのアクセスもすごく良くて、ご飯もおいしいという、アスリートにとって一番大事な環境がすべて揃っているので、来させていただきました」

サニブラウン選手は、来月の日本選手権、男子100メートルで3位以内に入れば、9月に東京で行われる世界陸上への出場が決まります。

(サニブラウン選手)
「日本の皆さんの前で良い姿を見せて、陸上界が盛り上がってくれるのもそうですし、スポーツ界が盛り上がってくれるのもそうですし、地域発展もそうですしいろいろなことにつながっていけばと思っています」

「世界陸上、『Check!』してください!」

サニブラウン選手のキャンプは、宮崎市と都城市で今月27日まで行われます。