青森県の課題である「冬季観光」に大きなあと押しとなります。2024年12月~2025年3月までに県内で宿泊した外国人は延べ15万人を超え、前の年と比べて5万人以上増えました。
20日に開かれた県議会一般質問で、自民党会派の花田栄介 議員の質問に対して、宮下宗一郎 知事は「冬季観光」の推移を答えました。
それによりますと、2024年12月~2025年3月までに県内で宿泊した外国人客は、延べ15万2190人で前の年の同じ時期と比べて5万6000人ほど、率にして6割ほど増えました。
国と地域別では、台湾が最も多く3万7370人。次いで中国、韓国などとなっています。
県は、コロナ禍からの回復が進むなか、スキーやスノーボードを楽しむ外国人客が北海道ではなく青森を選ぶようになっているためとみています。
青森県 宮下宗一郎 知事
「インバウンドをはじめ、冬季の誘客拡大により観光交流にとどまらず、新たなビジネスの創出や投資を呼び込むことで、広く県内経済に恩恵を与えるという将来像を描いており、積極果敢な取り組みを展開してまいります」
県が定める観光戦略では、外国人の宿泊者数は2028年までに年間50万人を目標としていて、引き続き、本県観光のPRに努めるとしています。