美しい"仁淀ブルー"の上流域のまち、高知県仁淀川町で、地元の食材を使った料理が楽しめるイベントが開かれています。豊かな自然だけでなく、山や川の幸、そして人情溢れる"一皿"に触れることができます。

高知県の山あいの町・仁淀川町。春に咲き誇る樹齢500年の桜や、透き通った美しい川などの自然を求めて、高知県内だけでなく、県外や海外からも年間4万人を超える観光客が訪れます。ただ、"自然"を楽しむ観光客が長く滞在せずに帰ってしまうことが、課題となっていました。

そこで、町をあげた取り組みが始まったのです。

◆高田結梨アナウンサー
「中津渓谷がある仁淀川町へやってきました。ここでは、食に関する"あるイベント"が行われています」

その名も「まちゆうでグルメ」。「まちゆうで」は、「待っていますよ」という意味の土佐弁です。仁淀川町自慢の食材を町内6店舗で提供していて、食材の魅力だけでなく、生産者の思いも知ることができるイベントです。

◆仁淀川観光協会 二井谷優季 さん
「『まちゆうで』という言葉には、町の人たちの温かい想いが強く込められています。『まちゆうでグルメ』を食べた人にはメッセージカードも渡しています。『仁淀川町産のものを必ず使う』というコンセプトで作られた新しいグルメで、食材や仁淀川町に対する思いが込められています」