宮崎県は、高原町で見つかった死んだ野生のイノシシについて豚熱への感染が確認されたと発表しました。
県内の野生イノシシへの豚熱感染は4月に続き、2例目です。
宮崎県によりますと、きのう、高原町の田んぼのあぜ道で野生のイノシシが死んでいるのを住民が発見し、きょう、宮崎家畜保健衛生所で豚熱ウイルスの遺伝子検査を行ったところ陽性が確認されました。
その後、国の機関で検査した結果、豚熱への感染が確定したということです。
県内では、4月、都城市で野生イノシシの豚熱感染が確認され、感染したイノシシの発見地点から半径10キロ以内の都城市と小林市、それに高原町で経口ワクチンの散布が行われました。
県によりますと、今回見つかった場所は、4月に豚熱感染が確認されたイノシシが 見つかった場所からおよそ4キロの場所だということです。
県は、今後も野生イノシシを介した豚熱ウイルスの感染拡大が懸念されることから、豚飼養農家に対し、改めて感染対策を徹底するよう呼びかけています。