名古屋駅からも比較的近い1級河川の河川敷で自分の土地ではないのに数十年にわたって野菜を栽培している人たちがいます。この「ヤミ畑」のナゾに迫ります。

■6月18日:名古屋・中村区
(記者)「名古屋駅から4キロほど離れた庄内川の河川敷です。草や木が生い茂っていますが、一歩足を踏み入れると…英語の看板が立っています。『ここは公有地です』と書かれていますね」

看板には、“national land (ナショナルランド)”=国有地の文字が。しかし…
(記者)「河川敷とは思えない光景が広がっています。ナスに、カボチャ…」
河川敷に広がる野菜畑。一帯全てが国有地というわけではありません。中には自分の土地で栽培している人もいますが、この日、畑で出会った女性に聞きました。

(女性)
Q:ここの土地は?
「ない」
Q:誰の土地?
「建設省(国交省)の土地」
Q:国の土地?
「ここはね。借りてやっているんだわ」
Q:借りている?
「借りとる…勝手にやってとるんだわな」