本来なら捨てられてしまう家具の端材などを再利用して作られた、ネコがモチーフの新型こけし「にゃんこけし」の展示販売会が仙台で開かれています。

仙台市青葉区のむかでや画廊で開かれている「にゃんこけし展」。

西村美穂アナウンサー:
「展示会場内に入りますと、猫のかたちをしたこけし“にゃんこけし”があります。そしてこちらは、仙台藩主・伊達政宗をモチーフにした“まさむにゃん”です」

宮城県大河原町の木工家・阿部浩秋さんが、ひとつひとつ手作りした約150種類のこけしが展示・販売されています。

展示されている「にゃんこけし」は、ネコをモチーフとしたこけしで、色や形、サイズのほか、表情もひとつひとつで異なるのが特徴です。

普段は、家具などを製作している阿部さんが、家具作りで出た端材や使われなくなった木材などを再利用して作られていて、中には一目千本桜の倒木が材料となったものもあります。

木工家 阿部浩秋さん:
「自然にさりげなく置いてもらって、そんなに主張することなく、ただ笑顔で楽しんでもらえる作品になればいい。とにかくかわいいことがテーマになっていて、誰にとってもニコッと微笑んでもらえるような作品に作り上げられれば」

2025年で4回目となる、この「にゃんこけし展」。2025年は、6月24日まで。午前11時から午後6時まで開かれています。