宮城県の実習船「宮城丸」で航海実習を行ってきた水産高校の生徒たちが、20日朝石巻漁港に戻り、実習で獲ったマグロを水揚げしました。

「宮城丸」で航海実習を行ってきたのは、県水産高校と気仙沼向洋高校の生徒22人です。

20日朝、石巻漁港に戻り、メバチマグロやキハダマグロなど約13トンを水揚げしました。

宮城丸は、2025年4月25日に石巻を出港し、ハワイ南西の海域でマグロ延縄漁を行いました。

生徒たちは、獲ったマグロを計測するなど漁のサポートをしたほか、夜には周囲の見張りをして船の安全航行にも努めました。約2か月ぶりの帰港にほっとした表情を見せていました。

水産高校実習生:
「陸はうれしい。船の上はしんどかった。つらいこともあった」
「船酔いがしんどかった」
「疲れたけど楽しいし、船での生活は自分に合っていると実感できた」

水揚げされたマグロは、県内のスーパーに出荷されるほか、学校での調理実習にも使われるということです。