岡山県玉野市で、高額介護サービス費の支給漏れが多数あったことがわかりました。対象者は87人で、支給されなかった総額は156万円あまりだということです。

玉野市はきょう(20日)会見を開き、事務処理のミスが原因だとして謝罪しました。ミスがあったのは、介護サービスなどの利用者負担額が一定の上限額を超えた場合に超えた分を、おおむね2か月後に高額介護サービス費として払い戻す介護保険制度の仕組みです。
玉野市によりますと、去年12月以降、この高額介護サービス費の支給事務を行う際、“介護サービス利用者が死亡した場合には高額サービス費を支給しない”という誤った処理を行ったということです。
被保険者の親族からの指摘で支給漏れが発覚したもので、対象は87人、総額は156万5,804円に上ります。
玉野市では、支給漏れがあった対象者全員に謝罪し、未支給分を速やかに支給するとともに、今後は実効性の高いチェック体制を構築すると説明しています。