梅雨に入り、大雨も心配になる時期になりました。万が一の災害が起きた際、家族の一員と言える犬や猫など『ペット』と避難する時には、どんな備えが必要なのでしょうか。

ペット同伴可能の避難所で訓練

福島市の公共施設の体育館に集まったイヌ。ここは、市が4年前から設置しているペットの同伴ができる避難所です。3年前の福島県沖地震では、2世帯3人と2匹のイヌが、この避難所を利用しました。家族の一員と、万が一に備えるため、19日、大雨を想定した訓練が行われ、飼い主と7匹のイヌが参加しました。

伊藤大貴記者「こちらの避難所ではテントが並んでいて、テントの中をにはケージが設置されています」

避難所では、飼い主とペットがテントで一緒に過ごすことができ、大型犬のサイズにも対応できるケージが準備されています。

参加した人「イヌも慣れておかないといけないし、どういう事態になるかわからないので興味を持って申し込んだ」

飼い主もペットも冷静に対応するため、福島市では、しつけやケージに慣れさせる訓練が必要だとした上で、今後も環境づくりに努める方針です。

福島市危機管理室・伊勢洋一郎室次長「獣医師やボランティアにも協力してもらいながら訓練している。ペットに詳しい人の支援ももらいながら、安心して避難できる環境を整えている」

訓練は、来年以降も行われるということです。