イランとイスラエルの軍事衝突が続くなか、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談し、イランの核開発問題について対話を通じて解決すべきだとする考えで一致しました。
中国国営の新華社通信によりますと、19日午後、習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談し、中東情勢について意見を交わしました。
会談で、プーチン大統領は「イスラエルがイランの核施設を攻撃したことは非常に危険な行為である」と指摘。
「衝突がエスカレートすることは、いずれの当事者にとっても利益にならない」として、イランの核開発問題は対話を通じて解決されるべきだとする考えを示しました。
これに対し、習主席も「対話をすることが根本的な解決策だ」と、核開発をめぐる協議再開の必要性を強調したほか、「衝突を止めることが急務である」とし、まずはイスラエル側が攻撃を停止すべきだという考えを示したということです。
また、「紛争の当事国に影響力を持つ大国は緊張緩和に向け努力すべきであり、逆の行動をとるべきではない」と述べ、イランへの攻撃の可能性を示唆するアメリカのトランプ大統領にくぎを刺しました。
中国とロシア、イランは3月に北京で外務次官級の会合を開き、核開発問題について協議するなど、これまでも緊密な連携を維持してきました。
ドイツ、フランス、イギリスとイランによる外相会談の調整が進むなど、協議に向けた動きが出てくるなか、中国とロシアも関与していきたいとの狙いがあります。
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