高知県高知市の神社で、この夏、地域の人たちが願いを込めた1000個の風鈴が飾られます。19日から飾り付けが始まり、色とりどりの風鈴が、ふわりと風に揺れて涼しげな音色を奏でています。
高知市介良にある朝峯神社は、2025年初めて、地域を盛り上げるために1000個の風鈴で参道を彩る取り組みを行います。風鈴には、周辺の小学校の生徒や保育施設の園児、そして参拝者たちが願いを込めた「短冊」を吊るすことにしていて、19日朝から、取り付けの準備が行われました。

(リポート:高田結梨)
「日差しのもと、風に揺られ風鈴がふわりと揺れています。この風にのせて願い事が空まで届きそうです」
午後になって、風鈴が飾り付けられました。色とりどりの風鈴には、子どもたちが書いた「将来の夢」や、保護者が願う「健やかな成長」など、様々な願い事が吊るされています。1000個全てを飾り終わるのは6月30日の「輪抜け様」の後、7月上旬となる見込みですが、それまでにも飾り付けは進められます。参道を彩る風鈴は風に揺れて涼やかな音色を奏でます。
(朝峯神社 野村承偉 禰宜)
「地元の人はまず見に来てほしいですし、県内・遠い方でも足を運んでいただければと思います。風鈴を1000個飾っている所は無いと思うので、それを見に来てほしいです。風鈴飾りを通して安産祈願やお授け祈願をやっている神社だということを皆さんに知ってもらえたらなと思います」
朝峯神社の風鈴飾りは9月末ごろまで楽しめるということです。