南海トラフ地震に備えるための取り組みです。岡山県倉敷市では、市の職員が戸別訪問を行い、防災啓発と避難計画の作成支援を進めています。

「他は高いのにここは低い。50センチくらい。床下くらいまではもしかしたら水が来るかもしれんと」
巨大地震が起きた際にどのようにして身を守るのか。1人で避難することが困難な人を対象にした、個別避難計画の作成です。倉敷市の職員が一戸一戸を訪問し、住人と一緒に確認をします。

去年8月、南海トラフ地震臨時情報が発表されて以来、市ではこの取り組みを進めていて、昨年度は1829人が個別避難計画を作成。今年度も戸別訪問を続け、防災グッズの紹介や、家具の転倒防止器具の取り付け支援なども行っています。
(倉敷市地域防災推進課 守谷泰副主任)
「実際の話を聞いて考えるということで、対応が少しでもできるということは、すごい理想的な形、目指すべき形かなと」
倉敷市では、職員を対象にした防災に関する研修会も開いていて、基礎知識の向上も目指していく考えです。