そしてこのルビーのように輝くさくらんぼは、県の主力品種の「佐藤錦」です。
JAが主催する品評会がこのほど山形市で開催されました。
今年は、村山地方を中心とした生産者からバラ詰めの部とパック詰めの部、合わせて31点が会場に集まりました。


審査は減点方式で行われました。
色づきや糖度など味や見た目に関わるものはもちろん箱詰めの美しさも審査の対象です。

また大きさは2L玉で審査され、実のサイズが大きすぎても小さすぎても減点対象になります。
今年、パック詰めの部では寒河江市の農業法人アンスリーファームが最優秀賞の農林水産大臣賞に輝きました。
果実そのものの出来もさることながら箱詰めの高い技術が評価されての受賞です。

園芸農業研究所 佐藤光明 所長「上から見ても軸がみえない。それくらい粒ぞろいのものがつまれている。非常に均平に配置されていてみるからに宝石。紛れもなく最優秀賞」

そして、品評会にはもうひとつ特別な賞があります。最高糖度賞というもので、糖度を競うものです。
こちらの佐藤錦の糖度は29.9度で、平均より6度も高く特別賞を受賞しました。

園芸農業研究所 佐藤光明 所長「令和になってからは一番(糖度が)高い。このぐらいの糖度のものは私はこれまでお目にかかったことがないくらい」

来週24日には「紅秀峰」の品評会が予定されています。