熊本県菊陽町は、半導体製造大手 TSMCの第1工場の南側で新たな工業団地の整備を進めることを決めました。

菊陽町は、TSMCの第1工場の南側に位置する約25ヘクタールの農地で、新たな工業団地の整備に向け2024年9月から調査していました。

その結果、町は土地の状況や地権者の意向などを踏まえ、工業団地に適していると判断しました。

議会は6月16日に、今後の地質調査費用などを含む約1億4000万円の補正予算案を可決しています。

6月19日は地権者への説明会が開かれました。地権者20人ほどが参加した非公開の会では、町側の事業内容の説明に対し「工業団地の整備で現在ある道路はどうなるのか」などの質問が出たものの、反対する意見はなかったということです。

菊陽町 吉本孝寿町長「これは菊陽だけに限らず、やはり熊本、日本をしっかりと成長し続けられる事業だと思うので、町も全力をあげてこの事業に取り組んでいきたい」

町は地権者の同意が得られれば、測量や設計に入り、2026年1月から地権者と土地取得の契約を進め、2031年度の分譲開始を目指します。