国の誤った強制隔離により、患者やその家族、回復者の人権が侵害されたハンセン病問題について正しく理解してもらおうと、岡山県庁でパネル展が開かれています。

ハンセン病の元患者の療養所での生活の様子を写真などで紹介しています。パネル展は、6月22日の「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」にあわせて毎年開かれているものです。瀬戸内市の長島にある2つの国立療養所の歴史などを伝えるとともにハンセン病に関する書籍も展示されています。

(岡山県疾病感染症対策課 内田未來さん)
「(ハンセン病問題を)過去のこととするのではなく、これからいつ周りに同じようなことが起こるかわからないという視点で見ていただいて、自分が当事者になったとき何ができるのかを考えていただきたい」

パネル展は、岡山県庁1階の県民室で、今月27日まで開かれています。