月に一度開かれるラルゴの定例会。
1995年に楽譜専門の点訳団体として立ち上がり、現在は70代を中心に8人が活動。山田さんが代表を務めています。

「ちょうど昨日お預りした楽譜で、オカリナの方で、秋葉区の方だそうです」

この日は新たにオカリナと合唱曲の楽譜依頼が入りました。

点訳の作業代はもらわず、1枚15円の印刷用紙代だけ。会員は皆10年以上のベテランですが、それでも1曲を点訳するのに長い時は1か月近く掛かります。

ラルゴの会員
「使われる方が待っているだろうなと。頑張って作ろうと」
「優しい曲だから簡単なのかと思うとそうでもなくて、(点訳に)悩むところがたくさんあって、それが面白いと言えば面白い」
「(立ち上げの)最初のうちは手で打っていたのですごく大変だったけど、パソコンになってからはパソコンの勉強もできるようになったし、自分たちのやったのが役に立っているというのが幸せかなと思っている」

焦らずにゆっくりと頑張りましょうという意味を込めて、ボランティアの名前は音楽用語で「幅広く、ゆるやかに」を表す「ラルゴ」という名にしたそうです。