人間国宝の備前焼作家、金重陶陽の孫で、素朴で味わい深い作風で知られる陶芸家・出口鯉太郎さんの個展が岡山市北区の岡山高島屋で始まりました。

今回の個展のために焼き上げられた備前焼や信楽焼などの新作約60点が並びます。

岡山高島屋で始まった出口鯉太郎作陶展です。出口さんは京都府出身で、祖父で人間国宝の金重陶陽の影響を受け、23歳の時に陶芸の道に入りました。

土そのものの味わいを生かした素朴な作風が特徴で、茶碗や花入れ、ぐい呑みといった日用雑器を中心に手掛けています。

(出口鯉太郎さん)
「毎日使うことによって、生活の潤いのひとつになってもらえればと思っています」

出口鯉太郎作陶展は岡山高島屋で今月23日まで開かれています。