イスラエルとイランの攻撃の応酬をめぐり、アメリカのトランプ大統領がイラン攻撃への参加を検討していると複数のアメリカメディアが報じました。

トランプ大統領は17日、2日目のG7サミット=主要7か国首脳会議への参加をとりやめ、ホワイトハウスで国家安全保障会議を開きました。

およそ1時間20分の会議では、イスラエルとイランの軍事衝突への対応策が話し合われたものとみられます。

こうした中、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は17日、トランプ氏がアメリカ軍によるイランへの攻撃も含めた複数の選択肢を検討していると報じました。

また、ニュースサイト「アクシオス」は複数の政府関係者の話として、トランプ氏がウラン濃縮が行われているイランの核関連施設への攻撃を真剣に考えていると伝えています。

この施設は地下深くにあり、破壊のためにはアメリカ軍の特殊な地中貫通弾=バンカーバスターと、それを運ぶ大型爆撃機が必要で、イスラエルがアメリカに攻撃への参加を求めているとされています。

こうした中、複数のイスラエルメディアは、トランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が電話会談したと報じました。イランに対する攻撃をめぐり協議したものとみられます。