◆「必要な人に薬が行きわたる」などのメリットの一方…

無駄な医療費は減らすべきですが、保険適用外になると、患者にとっては負担が増えることになります。

現在は保険が適用されているので、例えば75歳以上の高齢者の場合、定価2000円のかぜ薬が1割負担の200円になり、診察料や調剤料などを加えても市販薬より安く手に入れることができます。

八軒内科ファミリークリニックの大坪院長によりますと、以下のようなメリットデメリットが考えられるそうです。

【メリット】
・必要な人に薬が行き渡る
・健康への意識が高まり、病気や薬について学ぶ機会になる。

【デメリット】
・症状に合わない薬を選ぶ
・受診控えで重い病気を見逃す


医療費の削減は喫緊の課題ですが、命に関わる問題でもあるので慎重に議論が必要です。

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