恋愛感情につけ込んで高額な契約を結ばせる悪徳商法が「デート商法」です。今年5月、マッチングアプリで知り合った女性にコンサルティング契約の勧誘を行ったなどとして、福岡市の男が逮捕されました。実際に「デート商法」の被害に遭った女性が、その巧妙な手口を証言しました。

「私のことは100万円としか見ていなかった・・・」福岡県内に住む20代の女性

3年前、マッチングアプリでいわゆる「デート商法」の被害に遭いました。

被害にあった女性
「向こうは元々、お金を取る1人のターゲットとして、いいねを押してるんだと思うんで。単純に100万円としてしか私は見えてなかったんじゃないかなって思うと」

被害者は約390人か 38歳の男を逮捕

5月22日、福岡県警は特定商取引法違反の疑いで、福岡市城南区の会社員の男(38)を逮捕。

男は去年1月、マッチングアプリで知り合った22歳の女性を、目的を隠してデートに誘い出し、100万円のコンサルティング契約を勧誘した疑いが持たれています。

警察によりますと、7年間におよそ390人が被害に遭い、被害総額は3億9000万円にのぼるということです。