病院で処方箋を書いてもらって、薬局で受け取る『OTC類似薬』。
“保険適用除外”となるかもしれません。

早くも来年度から 保険適用の見直しを検討

6月13日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に、『OTC類似薬』の保険給付のあり方の見直しを十分に検討していく方針が盛り込まれました。
現役世代の保険料負担を含む国民負担の軽減を目的としています。

『OTC類似薬』とは?「OTC医薬品」とどう違う

「OTC医薬品」は、薬局やドラッグストアなどで医師の処方箋なしに自分で選んで購入できる市販薬を指し、全額自己負担です。風邪薬、湿布、胃腸薬、目薬などがあります。
これに対し『OTC類似薬』は、市販薬と成分・効果がほぼ同じでありながら処方箋が必要な医療用医薬品で、現在は保険適用となっています。

自己負担は以下の通りです。
・小学生未満・・・2割
・小学生~69歳・・・3割
・70~74歳・・・2割
・75歳以上・・・1割