イスラエルとイランの応酬が続く中、「安全資産」とされる金が高騰しています。国内の先物取引価格は、2営業日連続で最高値を更新しました。

大阪市場で取引されている金の先物価格で、取引の中心となる来年4月ものは、1グラム当たり1万5943円となりました。

きょうは一時1万6100円台に乗せる場面もあり、先週金曜日から2営業日連続で過去最高値を更新しています。

また、田中貴金属が発表する小売価格も1グラム当たり1万7678円で、こちらも史上最高値となりました。

中東情勢をめぐり、イランがイスラエルによる空爆に対して報復するなど、攻撃の応酬が続いていて緊張がより高まるのではとの懸念が拡大。資金を株式などから安全資産とされる金に移そうとする動きが強まり、買い注文が集中しています。