石川県七尾市にある北陸電力の七尾大田火力発電所2号機で、石炭と混ぜる木材を原料とする燃料=木質バイオマスの使用割合を増やす工事が完了し、16日竣工式が行われました。

七尾大田火力発電所には、石炭のみを燃料とする出力50万キロワットの1号機と、木材を原料とする=木質バイオマスを1%石炭に混ぜ合わせた燃料を使う出力70万キロワットの2号機があります。

北陸電力では脱炭素化の取り組みをさらに進めるため、木質バイオマスを貯蔵するサイロ5基の新設や、2号機のボイラ設備の改造などを行ってきました。

これらの工事が完了したため、16日は発電所内で竣工式が行われました。

関係者らが安全な運転を祈願しました。今回の改良により混合の比率は15%に拡大され、二酸化炭素の排出量を年間およそ50万トン削減できるということです。