学校の水泳の授業を民間のプールで行う取り組みが広がっています。延岡市でも今年度から一部の小中学校で始まり、16日は児童たちが民間のスイミングスクールで授業を受けました。

きょう、延岡市の土々呂小学校が実施した水泳の授業。

授業が行われたのは学校のプールではなく、市内にあるスイミングスクールのプールです。

民間のプールを活用した授業は、プールの維持管理費や教員の負担を減らすことなどにつなげようと、延岡市が今年度からプールの老朽化が進んだ小中学校4校を対象に試験的に始めました。

指導したのはスイミングスクールのインストラクターで、児童たちは、バタ足や息継ぎなどを教わりながら、水泳を楽しんでいました。

(児童)「とても楽しかった。(指導は)とてもわかりやすかった」「天気に関係なく勉強できるのでうれしい」

土々呂小学校では、来月末まで民間のプールを使った水泳の授業が行われることになっています。

水泳の授業を民間へ委託する取り組みがどれくらい広がっているのか、宮崎県内9つの市に確認したところ、宮崎市では昨年度から試験的に導入し、今年度は小学校6校で行われています。延岡市は、今年度から小中学校4校で実施されています。


都城市は今年度から小中学校8校で実施。西都市では、来月から小学校2校で始まるということです。

今後、ほかの自治体でも導入が進むのか、注目されます。