戦争の記憶や記録の継承が課題となる中、80年前の6月29日に岡山市街地を襲った岡山空襲の日を前に、体験者の話を聞く会が開かれました。

(岡山空襲を体験した阿部洋さん)
「B29が飛んできて、そこら中に焼夷弾が落ちてもう逃げるのに一生懸命」
80年前、岡山空襲を直接体験した阿部洋さんが当時の様子を語りました。

訪れた約40人の市民を前に空襲当時7歳だった阿部さんは、自宅の裏庭の防空壕や、学校付近の溝などに身を隠して一命を取り留めたときの心境などを生々しく語りました。

(岡山空襲を体験した阿部洋さん)
「いろんな人が焼けてもう全身やけど、悲惨なもんです」

岡山シティミュージアムでは、岡山空襲に関する写真展も開かれていて、被害の実態やその後の市街地の復興の歩みなどについても写真と資料で紹介されています。

展示は、来月(7日)6日まで開かれています。