福岡県出身の森さんは、小学3年の時から野球に打ち込むと東福岡高校時代に頭角を現し、2012年のドラフト会議で楽天と広島から1巡目で指名を受けました。

当時の森さん
「日本を代表できるような左投手になってファンから森が投げるのであれば球場に見に行きたいと言ってもらえるようなピッチャーに成長したい」

楽天に入団するとプロ2年目の2014年には、初勝利をあげるなど次期エース候補として華々しくスポットライトを浴びていた森さん。

しかし、左ひじのけがなどがあり1軍では3勝と、思い描いていたようにはいかず2022年にユニホームを脱ぎました。

森さん
「自分ではユニホーム着たくなるのかなとか、野球したくなるのかなとか思ってたが、そんなこと思う暇もないくらい毎日仕事あるし、すっぱり辞めたのであんまりないかな」

NPBが公表している現役を引退した人などの進路によると、約8割が野球関係の仕事に就いていて、一般企業などへの就職は1割足らずとなっています。

森さんにも引退後、球団職員としてのオファーがあったものの選んだのは野球以外の道でした。