5月、山口県山口市・仁保川の川辺にふわふわと舞う光を目撃。午後8時過ぎ、数はおよそ15。決して多くはない数だが、もうすぐやってくる気配。初夏の風物詩、ホタルの乱舞がやってくる気配!そこで!

豊田ホタルの里ミュージアム学芸員・川野敬介さん
「ゲンジボタルは特に日本固有種で、こんなに変わったホタルはいないんですよ」

こんなに変わったホタルはいない!

身近なホタルの代表格「ゲンジボタル」。彼らの生態と魅力をホタルの研究者、下関市立自然史博物館「豊田ホタルの里ミュージアム」学芸員、川野敬介さんに聞く。

川野さん
「光を解析するのが専門なんですけど、光を見ても、あんな光が強いホタルっていないんです、世界に。トップではないかもしれないけれど、国内ではやっぱりトップクラスでしょう。ゲンジボタルって、ふわぁっていうのもできるし、ふわふわふわふわしたり、光で喧嘩したりもするんですよね。お尻、足を上げて。あんなホタルいない」

ホタルを知るともっと面白い

関谷名加アナウンサー
「ホタルは夏の訪れを告げる風物詩とも言われていますが、山口市仁保では5月15日に既に目撃情報がありました。ここからは私、関谷名加がお伝えします。早速こちらをご覧ください。ホタルを語る2025と題して進めていきます」

ゲンジボタルはこれからの季節、水辺で多く見かけますよね。この乱舞する様子がおなじみです。まずはゲンジボタルのヒストリーを見ていきましょう。

6月下旬から7月にかけて産卵します。水の中で幼虫期を経て、さなぎを経て、そして今の時期に成虫となって私たちの目を楽しませてくれるんですね。大体1年の命なんです。

関谷アナ
「ゲストのみづきさん、この1年のうち、ゲンジホタルはいつから光ると思いますか?」
影山みづきさん
「え、6月?成虫になってから」