音楽が人と人をつなぐ
常連客のひとり、河本匠平さんはおととし、仕事の関係で山口市に移り住みました。友人の紹介で店に通い始め、この場所がきっかけでギターを買い、弾き語りを始めたといいます。今では作詞作曲も手がけ、「Showhey」としてステージに立つようになりました。

河本匠平さん(22)
「とにかく楽しいですね。弾き語りができるようになって。転勤ばかりなので、行く土地土地では知らない人ばかりなんですけど、ここはギターの仲間じゃないけど、知り合いができたので、それはよかったなと思います」
藤山さん
「音楽って本当に、年齢も、男女も、国も全然関係なく仲よくなれるアイテムなんだなって、改めて感じました」
50歳で始めた弾き語り

4月、山口市で行われた音楽イベントで、ステージに立つ藤山さんの姿がありました。「satomin de M」宇部市役所に勤める森本哲也さんとのユニットで、9年ほど前から活動しています。もともと藤山さんは歌うだけでしたが、当時、別のバンドだった森本さんの後押しもあり、50歳でギターの弾き語りを始めました。
藤山さん
「絶対ギター弾いて歌ったほうがいいよということで始めたので、今の私があるのは、こちらの森本さんのおかげで」
期間限定のはずが、2人のステージが評判となり、ユニットを組みました。

satomin de M・森本哲也さん
「いっときバンドをやめていたことがあって、いろいろ忙しかったりとか。また声かけてもらってやるようになってから10年ちょっとくらいしかたってないんですけど、知り合いが増えていって、そういう仲間を作るという意味でもいいのかなと」
藤山さん
「やりたいことをやるのに年齢って関係ないんじゃないかなって思いもあって、それを皆さんに伝えることができるのも、ひとつの私の役目みたいなものもあるのかな、なんて勝手に思っています」