インド西部で起きた旅客機の墜落事故を受け、国土交通省は事故があった機体と同じ系列機を保有する日本の航空会社3社に、「確実な点検の実施」を指示したと明らかにしました。

インド西部で起きた旅客機の墜落事故ではエア・インディアが「乗客・乗員あわせて241人が死亡し、乗客1人の生存が確認された」と発表しています。

これを受け国土交通省はきのう、事故を起こしたボーイング787型機と同じ系列の機体を保有する日本の航空会社に対し、エンジンと機体について確実に点検を実施するように指示をしたと明らかにしました。

対象となるのは、全日空グループ、日本航空、ZIPAIRの3社で、現在、あわせて141機を保有しているということです。

また、国土交通省は、アメリカのFAA=連邦航空局とボーイング社に対し、事故調査の進捗など、情報の提供を求めているとしています。