警察官を名乗る人物からのうその電話で、山口県山口市の女性が現金1800万円をだまし取られました。

被害に遭ったのは、山口市に住む70代の女性です。

警察によると先月中旬、女性の自宅に大阪府警の警察官を名乗る人物から電話があり「資金洗浄事件で犯人を捕まえているが、供述からあなたが関係者として浮上しました」などと言われました。

その後、SNSのビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられ「口座のお金を調査する必要があります」などと言われたということです。

話を信じた女性は4回にわたり、合わせて1800万円を振り込みだまし取られました。

振り込んだあとに相手と連絡が取れなくなり、不審に思った女性が家族に相談し発覚しました。

このほか、マッチングアプリを通じて知り合った相手に投資を勧められ、周南市の30代の男性公務員が暗号資産277万円の、岩国市の60代の男性会社員が現金122万円余りの被害に遭いました。

警察は、いずれも詐欺事件として捜査しています。