住宅メーカーの倒産などによるトラブルを避ける『住宅完成保証制度』を取り扱っている住宅保証機構では、建築費の支払いの際にも注意してほしいとアドバイスしています。
【住宅保証機構 理事・営業推進部長 芝健一さん】
「4回に分けて請求・支払いというのが一般的になっていますので、あまり最初に払い過ぎないことっていうのはポイントかもしれません」
住宅メーカーから支払いの前倒しがあった場合には注意が必要だということです。

新潟市江南区の住宅メーカー『ニコハウス』が倒産し、自宅の新築工事がストップした新発田市の男性によりますと、当初の契約では「2回目の支払いは工事が始まってから」となっていましたが、ニコハウスから前倒しを依頼され、およそ900万円を支払ったということです。
男性は現在、アパートの家賃支払いとローンの返済とで“二重苦”だと話します。
「ようやく自分の家を持てるかっているところで、まさかこうなるかっていう…」
「情けないですね、家族に申し訳ない」
「諦めている部分は半分あるんですけど、それでも“おかしい”っていう思いが強いので、できる限り戦いたい」

諸橋工務店(新潟市秋葉区)の澤井裕紀社長は、トラブルを避けるポイントとして、
(1)その住宅メーカーで実際に家を建てた人に話を聞くこと
(2)建設中の現場に足を運んで工事の様子を確認すること
の2点を挙げていました。
取材した男性によりますと、元契約者の有志は団体を作り、広く情報提供などを呼び掛けています。
https://sites.google.com/view/nicohouse-c/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0














