能登地方の豪雨にも影響
去年9月、石川県能登地方で線状降水帯が発生し、土砂災害や川の氾濫が相次いだ豪雨災害。

この時、黄海から日本海にかけて海洋熱波が発生していて、この影響で雨量が最大38%増えたと川村教授らの研究チームは分析しています。
海洋熱波次第で災害危険度高まるおそれも
九州大学大学院 川村隆一教授
「まだ梅雨が続きますので、特にこの1か月で海洋熱波が極端になる、あるいは海洋熱波の範囲が広がっていくということがあると、梅雨の災害の危険度が高まっていくということになると考えています」
「海洋熱波」予測は困難
川村教授によると、海洋熱波は予測が困難であり、発生すれば線状降水帯の雨量も増えるということです。
災害に備えるために

災害に備えるために気象庁が出している予測や情報を有効に活用してください。
「早期注意情報」は警報級の現象を5日先まで予想し、発表します。
「キキクル」は大雨による危険度を気象庁のホームページなどから、リアルタイムで確認することが出来ます。
土砂災害や浸水、洪水などの危険度が分かります。
「線状降水帯予測」は線状降水帯による大雨の可能性を半日程前に呼びかけるものです。2024年からは県単位で発表しています。














