アメリカのトランプ大統領は11日、FRB=連邦準備制度理事会は政策金利を1%引き下げるべきだと表明しました。

先月の消費者物価指数の伸び率が2.4%と市場の予想を下回ったことを受け、トランプ大統領は「消費者物価指数が発表された。素晴らしい数字だ。FRBは1%金利を引き下げるべきだ」とSNSに投稿しました。

金利を引き下げれば「債務の利息の支払いを大きく減らすことができる。とても大事なことだ!」とも書き込んでいます。

FRBは政策金利を引き下げる場合、通常、1回の会合では0.25%の引き下げとしていて、トランプ氏はその4回分にあたる極めて大幅な利下げを迫ったかたちです。FRBは来週、17日から2日間の日程で政策金利を決める会合を開きます。

市場ではFRBは今月の会合で利下げを見送ることが確実視されています。