◇6月11日(水)セ・パ交流戦/福岡ソフトバンクホークスvs読売ジャイアンツ/みずほPayPayドーム

昨季セ・リーグ王者の巨人に対し、10日(火)の初戦は勝利した昨季のパ・リーグ王者ソフトバンク。

連勝し、且つ他球場の結果次第では2位浮上の可能性もあったが、ソフトバンク先発の前田純がいきなり躓いてしまう。巨人5番・岸田に先制タイムリーを許すと、2アウト満塁で7番・坂本には走者一掃のタイムリー2ベース、4失点を喫する。

2回表も5番・岸田に2打席連続のタイムリーを許し、前田は2回持たず6失点で降板する。

前日12安打と力を見せたソフトバンク打線が反撃に出たのは3回ウラ。12試合ぶりにスタメンに起用された8番・秋広が古巣相手にチーム初ヒットとなる2ベースを放つと、1アウト3塁1塁とし、交流戦の打率5割とバッティング好調な1番・周東のタイムリーで1点を返す。

その後、6点を追うラッキーセブンの7回ウラ、先頭の3番・柳町&4番・近藤の連打でチャンスを作り、4番・中村晃の内野ゴロ間に1点を追加すると、栗原がレフトフェンス際への2ベースヒットで1アウト3塁2塁とチャンス拡大。代打・山川はサードゴロに倒れるが、この間に3点目をあげる。

8回表は4人目の大野稼頭央(鹿児島・奄美大島出身)が初の回またぎで2イニングを無失点に抑えると。9回表、5人目でマウンドに上がったのが、今季途中に巨人からトレードで加入した大江竜聖、古巣相手にフォアボールとヒットで1アウト2塁1塁のピンチを背負うが、後続を空振り三振に仕留め、さらにキャッチャー渡邉陸が飛び出した1塁走者・岸田をファーストでアウトにし、ダブルプレーで切り抜けた。

そのウラ、栗原がフォアボールで出塁するが、代打・川瀬、秋広が連続三振に倒れ、巨人相手に連勝とはならなかった。

大混戦のパ・リーグは順位が大きく入れ替わった。阪神にサヨナラ勝ちした西武が2位に浮上。DeNAに完封負けしたオリックスが3位、そしてソフトバンクは再びBクラスの4位に順位を下げた。

カード勝ち越しをかけたセ・パ王者対決3戦目・12日(木)の予告先発、ソフトバンクは5勝目を狙う大関友久、巨人は7勝目を狙う山崎伊織が予定されている。

(試合結果 巨人7-3ソフトバンク)