政府が随意契約で放出した備蓄米の店頭販売が山口県内でも始まりました。

入荷した下関市のドラッグストアでは開店から約45分で完売しました。ドラッグストアコスモス東大和町店では、2022年産「古古米」40袋が初めて店頭に並びました。

ドラッグストアコスモスを展開するコスモス薬品は、備蓄米の随意契約で2万トンを確保しました。11日から下関市内の15店舗で販売されます。価格は5キロ1980円です。去年とれたコシヒカリは4998円で売られていて、半額以下です。

販売の事前告知はありませんでしたが、店を訪れた人は続々と備蓄米を買い求め、開店からおよそ45分で完売しました。

備蓄米を購入した客
「スーパーをまわるけどここが初めて。お米が好きだから、パンとかではとても間に合わないからね、やっぱりお米を買っときたい。(味は)食べてみないと分からないけど、そんなこと言ってられない」

備蓄米を購入した客
「うれしかった。買えると思わなかった。今までがあまりにも高かったから、びっくりです」

コスモス薬品店舗運営部 丸木一朗上級エリア長
「毎日のようにお客様から問い合わせがあった。『いつ備蓄米入ってくるの』と、あと『いくら』とか。やっと喜んでもらえる」

コスモス薬品は12日以降も随時入荷する予定で、下関市以外の地域にも販売を拡大します。また、スーパーマーケットを展開するフジは12日、一部店舗で備蓄米の販売を始める予定です。