山口県内で最大のダイコンの産地、萩市のむつみ地区で11日、特産の「千石台だいこん」の本格的な出荷が始まりました。

萩市吉部上の選果場で、収穫されたダイコンの出荷作業が行われました。泥を洗い流してから大きさ別に分け、傷がないかなどを確かめて箱に詰めていきました。

むつみ地 区の千石台は標高が400~500メートルで、昼と夜の寒暖の差が大きいことなどから、ダイコンの生産に適しています。土壌のきめが細かいため見た目もよく、12戸の農家が47ヘクタールで栽培しています。みずみずしさを保つため気温の高い昼を避けて夜に収穫し、手作業で5000本を抜く農家もあるそうです。
今シーズンは天候に恵まれ、例年どおり辛みと甘みのバランスがよいダイコンに育ちました。
千石台出荷組合 三戸雅人組合長
「安心安全な、おいしいダイコンを届けたいと思います」
山口県内を中心に2800トンを出荷し、2億5000万円の売り上げを目指しています。