がんで闘病中だった札幌市の舞台俳優、斎藤歩さんが11日朝、亡くなりました。
60歳でした。

【画像を見る】2021年に余命半年の「尿路上皮がん」と宣告されるも闘病生活を続けていた斎藤歩さん

斎藤歩さん(2024年12月の舞台)
「俺たちオヤジは左へステップを踏もうよ」

 斎藤歩さんは1964年、北海道釧路市生まれの60歳で、北海道大学在学中に演劇界に足を踏み入れました。

舞台俳優、そして劇作家、演出家として北海道の演劇界をけん引し、2023年には札幌芸術賞を受賞しました。

斎藤歩さん(2024年9月)
「死ぬったってさ、消えてなくなるだけのことだから」

斎藤さんは、2021年から「尿路上皮がん」を患い、余命半年と宣告されながらも舞台に立ち続けて来ました。

斎藤歩さん(2024年12月の舞台)
「またお会いするときまで、元気でさようなら」

 斎藤さんは11日午前5時前、俳優で妻の西田薫さんに看取られ、札幌市内の自宅で息を引き取りました。

 劇団関係者によりますと、日程は未定ですが後日、「お別れ会」を開くということです。

【画像を見る】2021年に余命半年の「尿路上皮がん」と宣告されるも闘病生活を続けていた斎藤歩さん

【関連記事】
▼ステージ4のがん「余命は半年」と宣告を受けた北海道の”演劇界のレジェンド”舞台俳優・斎藤歩さん59歳 作品に重ねる自身の運命「病人にやれやれって、残酷な街だよ札幌は」
▼"尿路上皮がん"ステージ4で「余命半年」と宣告 舞台俳優・斎藤歩さん58歳 抗がん剤の副作用で手にしびれ、足先の感覚も鈍くなる それでも舞台に立ち続ける理由「僕がやろうとしてることって"代わりのいない"こと…」