視覚に障害のある人にアプリなどで最新の技術を使って歩いてもらおうという講習会が11日、仙台市で開かれました。

仙台市泉区で開かれた講習会には、市内に住む視覚障害者9人が参加しました。この講習会は、参加者にスマートフォンのアプリなどを使って歩行体験してもらおうと開かれたもので、5つの技術が紹介されました。

上中咲葵アナウンサー:
「点字ブロックをアプリに写すと、今いる場所と、どの方向に何があるかを教えてくれます」

このサービスは点字ブロックの突起部分などにマークを付けてコード化し、スマホのアプリで読み取ることで周辺情報をAIの音声で案内してくれます。

参加者:
「現在工事中ですとリアルタイムの情報を入手することができた」
参加者:
「新しいものも試させてもらって、うまく利用すれば生活が楽になり向上するなと」
日本盲導犬協会仙台訓練センター 大谷孝典さん:
「目が見えない、見えにくい人にとっての移動に役立つもの(アプリ)が出てきているが、情報として知れ渡っていない」

この講習会は、日本盲導犬協会が初めて開いたもので、視覚障害がある人が歩行の可能性を広げるきっかけにしてほしいとしています。