視覚障害のある人とない人が目隠しをした状態でともに戦うブラインドサッカー。全国制覇を成し遂げた仙台の強豪チームに、この春、中学1年生になったばかりの男子選手が所属しています。夢は3年後のパラリンピック出場という男子選手の公式戦デビューの日を追いました。

目隠しをしているとは思えない華麗なゴール。敵味方関係なく激しくぶつかり合い、転倒することも。全員がボールを見失うこともあります。アイマスクを着け、ボールの音やチームメイトの声を頼りにプレーする「ブラインドサッカー」です。

「マイボール!マイボール!」両チームの10人が激しく競り合うコートの中に、ひときわ小さな体でボールに食らいつく選手がいました。

初めての公式戦を迎えた中学1年生の堺龍太選手(12)です。堺選手は仙台のブラインドサッカーチーム「コルジャ仙台」に所属しています。

堺龍太選手:(試合前)
「小さい頃からお世話になっているので、試合に出てチームに貢献したい。点は入れたいと思っている」