大槌町の震災伝承施設に展示されている震災記録誌の一部のページが欠損していたことが分かりました。破られたあとはなく、町は原因の調査に乗り出しました。

こちらが一部のページが欠損している大槌町の震災記録誌「生きる証」です。
文化交流センターの震災伝承室に展示されているもので、旧役場庁舎の津波被害の状況をはじめ、職員の証言や教訓などが書かれた第11章の部分が16ページに渡って無くなっています。

破られたり、切り取られたりしたような跡は見られません。
10日行われた町議会の一般質問で「旧役場庁舎の被災に関するページが無い」と議員が指摘しました。
これに対し文化交流センターの臼澤洋喜所長は「欠損を確認したのはいつからなのか理由は分からない」と答弁しました。

(平野公三町長)
「単に取り換えればいいということではないので、ほかはどうだったのか全部調査をして議員の方々集まる際に報告をさせていただきたい」
町は印刷を行った盛岡市内の印刷業者に欠損の原因について調査を依頼します。