IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、北朝鮮北西部の寧辺で新たなウラン濃縮施設が建設されている可能性があり、監視を行っていると明らかにしました。

IAEAの定例理事会が9日からオーストリアのウィーン本部で始まり、グロッシ事務局長が北朝鮮北西部の寧辺で新たなウラン濃縮施設が建設されている可能性があり、監視を行っていると明らかにしました。

首都の平壌近くの降仙にあるウラン濃縮施設と規模や特徴が似ているということです。

また、寧辺にある軽水炉は、2025年4月に1か月間停止した期間を除いて、安定的に稼働を継続している複数の兆候があるとして、「北朝鮮による核開発の継続とさらなる発展は、国連安全保障理事会決議の明確な違反であり、深く遺憾に思う」と指摘しています。